メール

「ミルクレープ食べてるよ」


このメールを見て

心があたたかくなった。。


今までのあなたなら

決して文字になどしない

ましてや

決してメールで送る内容ではない。。





わからなくて

何故?

を繰り返して


「そんなどうでもいいことや

自分のおもいを勝手に伝えられても

答えに困るでしょ。。」と


それがあなたのスタンス


それが7年の時間をかけて

少しづつ

少しづつ

変化し


なんでもとまでは

まだ、いかないのかもしれないけど

こんな

メールをくれるまでになった



なんでもないメールが

愛おしかった


ありがとう

隙間

あなたの

会議と会議の合間

移動の合間

ほんの少しの

〈隙間時間〉に電話する


当然内容は他愛のないものだ




多分以前の、あなたなら

そして

面倒くさがりのわたしは

用事もないのに電話なんてしなくていい。。。

そう思っていた。



時間がとれるときに

話せばいい。。と



でも

今の私達は

ほんの少しでも

声を聞きたい


二人ともそう思っている


8年が過ぎても

ただ、声が聞きたい

そう思える




心があたたかくなる

お雛様

2年前まで


「そろそろお雛様飾りなさいね」と

母から言われた


段飾りは

飾り付けるのが大変


いつも、先延ばしにしていた



でも

行事を大切にしていた

母は、もういない。。


早く飾りなさいねって言葉ももうない。



でも、ちゃんと三人官女に

長柄をもたせたり。。

あれこれ悪戦苦闘して

飾り付けた


華やかな雛壇

美しいお雛様の顔

優しく美しかった母を想った。。



ほんの少し

お雛様が寂しそうにみえた。。。