ときめき



前を歩くあなたのほんの少し後ろを

ついて歩いてた。。



その時


後ろ手にあなたが

手を差し出した。。


一瞬戸惑ったが


あなたの手をとった。。




ほんの数メートル


ほんの数歩


手を繋いで歩いた



差し出された手を



何度も思い返した




他愛のないことだ


小さな出来事過ぎて

あなたの記憶の片隅にもないことかもしれない。



私にとって

何年も前の

その小さな瞬間のときめきは

宝物なの

本当は


彼は

自分の感情を人に見せない。


人に多くを期待しない。


どんなに大変なときも

愚痴ることなく

黙々とこなしてゆく。





でもね



声を聞くと

疲れてるのがわかる


なんでもないメールの一文で

大変なのがわかる


わかりにくいけど

わかりやすい。。(笑)



たった一度瞳から溢れた涙の筋

多分、その瞬間を

私は、一生忘れない。






ほんとの貴方は

愛情深くて

優しくて

情熱的だと。。




まっすぐな人だと。。

シーソー


シーソーは

長い板の中心を支点にして

両端が上下運動を繰り返して遊ぶ


どちらかが

重すぎて沈んだままだと

遊びは成立しない。


同じ温度差で

同じ重さで

楽しむ。。



それが出来ないのなら

シーソーを降りるしかないのかもしれない。




心が深まり過ぎた。。


想いが深まりすぎた。。


《メール 全然くれない。。》


そんな文章を綴る自分に辟易した。






凡庸な日々に戻るのが

一番いいのかもしれない。