思い出

小学生の頃

運動会の前日に言われた。


《かけっこでは一生懸命走らなくていいのよ。。もし、転けて怪我をしたらダメだから。。ママ 心配なの》


遠い昔の母の言葉

今も鮮明に記憶している



今 思うと

それが間違った教育か否かは明らかだ


でも、母の柔らかな優しさが

今も心に残っている


いくつになっても

綺麗なレースのハンカチを

いつも持っていた母




どんなに慌ただしい朝も

美しいティーカップで

いい薫りのするアールグレイを

ゆっくり味わう母






そんなしなやかさを

そんな可憐さを

私も身に纏いたい

もっと。。

愛してる





そんな言葉

そう何度も言うものではないと思っていた。


不器用で

シャイなあなたは

私以上に

この言葉から遠い場所にいたはず。。





なのに。。


この4年で

一生分の

「愛してる」を書き

そして

囁いた。。



じゃないかな?(笑)




でも

まだだよ




もっと。。

もっと。。






ずっと。。



あなたの困った顔が目に浮かぶ。

動揺

過去に、私の知らないあなたがいて当然



過去に、私以外の人を

愛したあなたがいて当然



そんなことはむしろ

《当たり前》のこと。。



私って全然やきもちやきじゃないと

思っていた。



でも

でも

動揺してる

自分にちょっと驚いたかも。



初めて知った 《私》かも。