3秒

曇天の中

流れる車窓を

ぼんやり見つめている


開いた文庫本は

一頁もめくられないまま。。





仕事に忙殺される貴方を

思いやれず

寂しさに負けそうになる




貴方からメール

《何も言わなくていいから、電話にでて》



「いっぱい 愛してるよ。。」





3秒程の電話


右耳に残る 貴方の余韻





ありがとう